薬の値段の決め方はご存知?知られざる製薬業界の独特なルールとは

 

私たちの周りには多くの商品が溢れていますね。

 

そして全ての商品には値段が決まっていて、

私たちはお金を出してそれらを購入します。

 

家 服 車 最近だとスマホ

 

色々ありますね。

 

私たちが購入する商品は

全て必要だと思う物です。

 

その中でもすべての人が必要としている物がると思います。

 

それは「薬」です。

 

病院からもらえる薬は誰しもがお世話になると思いますし、

時には命を助けてくれる物になります。

 

これだけの需要があれば値段も相当高くつきそうですが、

薬の値段を気にしたことはこれまであるでしょうか?

 

私は製薬企業に勤めるまではなかったですね。

 

この世界に入ってみると薬の値段の決め方が

他の業界とは大きく変わっている事に驚きました。

 

今回はそんな製薬業界の独特なルールについて

紹介していきましょう!

 

薬の副作用で知っておいて欲しい事は

下記の記事を参考にしてください。

これを知らなきゃ絶対損する!薬の副作用が出た時の救済制度とは?

薬の値段の決め方はご存知?知られざる製薬業界の独特なルールとは

病院でもらえる薬の値段はどうやって決めている?

 

通常商品の値段はメーカーが希望小売価格を設定していますね。

 

そしてそれを仕入れた小売店がお客さんの動向などを見て

利益が出る値段を設定しています。

 

 

この値段は需要と供給によって変動しますね。

 

これは世界に共通する市場原理かと思います。

 

 

しかし、病院で貰える薬の値段は

メーカーが勝手に決めることはできません。

 

では何処が決めているのか?

 

実は国の行政機関の一つ、

「厚生労働省」が国内に出回っている薬の

全ての値段を決めているのです。

 

ここで決められた値段を「薬価」と言います。

 

「薬価」はメーカーや病院側で

勝手に変えることはできません。

 

私たちは国が決めた薬価に基づいて

薬のお金を支払っているのです。

 

このことは世界的に見ても特殊な構造です。

 

なぜ国が薬の薬価を全て決めているのでしょうか?

 

次の項目で紹介していきます。

 

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薬の値段の決め方はご存知?知られざる製薬業界の独特なルールとは

国が薬価を決めるのはなぜ?

 

国が薬価を決めている理由は

日本独特の制度「国民皆保険制度」にあります。

 

この制度は皆さんご存知の通り、

日本国民全員が医療をどこでも平等に

受けられるようにする制度ですね。

 

この制度のお陰で、

日本の平均寿命は世界トップクラスです。

 

そして誰もが安心して過ごせる制度として

評価されています。

 

この制度を保っている原資は

国民から徴収した税金です。

 

税金は平等に分配していく事を前提としていますが、

値段が変動するという市場の原理が入ってきてしまうと、

国民に平等に分配できなくなる恐れがあります。

 

それを防ぐ意味合いで

薬の値段は国が一括で管理できるように

厚生労働省が決めているのです。

 

 

なので、保険が効かない薬には

厚生労働省は薬価を定めていません。

 

例えば、ED治療薬であったり、

脱毛症治療薬、避妊薬(ピル)ですね。

 

これらの値段は支払う額が

病院ごとに変わってくるのです。

 

厚生労働省が薬価を定めるのですが、

薬価を決めるにあたって二つの方法があります。

 

一体どんなものなのでしょうか?

 

次の項目で見ていきましょう。

薬の値段の決め方はご存知?知られざる製薬業界の独特なルールとは

薬価の決め方とは?

 

薬価の決め方は主に下記の二つです。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

① 類似薬効比較方式

② 原価計算方式

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

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薬の値段の決め方はご存知?知られざる製薬業界の独特なルールとは

類似薬効比較方式

 

この方法は新しくメーカーが製造した薬と

似たような薬がすでに存在している場合に適応される決め方です。

 

例えば・・・

 

高血圧の薬 Aが新しく開発されたとします。

 

すでに高血圧の薬 Bが100円で世の中に出回っている場合、

新しく作られた薬 Aも100円付近で薬価が設定されるのです。

 

ただし、同じような効果を持っていても、

例えば飲みやすくなっていたり、

1日の飲む回数が減っていたりすると、

その部分が評価され薬価に加算が加えられる時もあります。

 

この加算は多くても10%ほどですね。

 

上記の例に付け加えると、

新しく作られた薬 Aは効果が既存の薬 Bと一緒なので

加算がなければ同じ薬価が付けられます。

 

しかし、Aの方が1日の飲む回数が少ないとすれば

その部分が評価されて加算10%をプラスし

A の薬の薬価は110円と決定されるのです。

 

昨今の日本では、似たような薬ばかりが発売されているので、

ほとんどがこの方法で薬価が決定されていますね。

 

正直な所、医者もどの薬を選択すれば良いのかわからず、

メーカー同士は利益だけを見た営業合戦が繰り広げられているかと思います。

 

できれば、本当に画期的な新薬をドンドン生み出してほしいものです。

 

薬の値段の決め方はご存知?知られざる製薬業界の独特なルールとは

原価計算方式

 

この方法は新しく開発された薬と同じようなものが

既存で無い時に適応される方法です。

 

その薬の成分の(輸入)原価、販売経費、開発経費を

考慮して薬価が決定されます。

 

この場合ですとこれまでに無かった薬が

開発されたということですから、

それだけ評価が高くなる決め方です。

 

この方法はそれまでにかかった経費は

どうしてもメーカーが出してくる数字を参考にするしかないので、

メーカーの思惑通りに進むことが多いという問題もあります。

 

もちろんメーカーも慈善事業をしている訳ではないですし、

開発するまでに数百億掛かっている訳ですから、

そのお金を回収できるだけの薬価になるのは当然です。

 

ただ、薬によっては年間数百億、

時には数千億の利益をもたらすこともあり、

薬価が高いのでは無いか?と

感じることもあるかと思います。

 

事実日本の薬の値段は

世界的に見ても高い傾向にあるみたいですね。

 

多くは求めませんが、

少しでも患者さんが納得しやすい

薬価になることを祈るばかりですね。

 

まとめ

 

薬のお金は全てを負担している訳では無いので、

意識しにくい部分ではあります。

 

ただ結局は税金を使われているのであり、

私たちが負担していることになるのです。

 

最近では医療費の増加が非常に問題になっているので、

この辺りにも興味を持ってみるのはいかがでしょうか?

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